2020年2月24日月曜日

ジンベエちゃん

かなこです。

只今、フォームラ。

今ジーズン、赤道で初のジンベエに会いました!(私は見てないんですけど(^^;))

大きい子だったようです!

2020年2月22日土曜日

小の話

2020 /02/22 vol 02です。
0と2がそろったんで 書いてみました。

皆さんこんにちは自己紹介をちょこっと、
現在はBKSアドバイザリースタッフのキヨコです。モルディブのダイビングやサファリの質問にお答えしています。

前回の話を読んだ皆さん、大きな方からお話ししたので、今回は小さい話じゃないかと思っているでしょう?そうです、なんのサプライズも無いその通りの小さな方の話をしたいと思います。

皆さん、ダイビング中のおしっこどうしてますか?

私先日、タイのセイルロックというポイントで潜りました。
この時期こっちの海はオフシーズンなんですね、風が当たる方の海になるようで、その日は風がつよくて、すごく揺れて船酔いでゲロゲロでした。
そしてすべてレンタル器材で潜った私はウエットもレンタル、一応インストラクターという肩書もあり、周りフランス人なんで私の事はしらない人ばかりですが、旦那の手前もあり、長女も一緒に潜ったので、おしっこを我慢に我慢を重ねて何とか、ダイビングを終えた次第です。

ボートにはトイレがあり直前に行ったのに、しちゃいけないと思うとしたくなるのが女心、エントリーしてすぐなんだかトイレに行きたいなと思って、30分くらいでガイドにトイレとジェスチャーしたけど、わかってもらえずか、ウエットでしちゃうだろという暗黙の了解なのか、1時間きっかり潜って膀胱パンパンのまま何とか漏らさず、トイレに駆け込みました。


モルディブのサファリでもこれはよく見る光景、
モルディブの場合、私は見てる側。
だって、私は最後の方はラッシュと短パンで潜っているので、おしっこは、いつでもできるんです。
もう垂れ流し状態です。ずっとしてるわけではないですよ~でもしたくなったらいつでもできるという安心感があると全く気分が違います。
おしっこしてるときはフィンキックが止まると誰かいってましたが、そんなことはありません、フィンキックバンバンしながらおしっこできますよ~(何自慢?)

でもお客さんは違いますよね、特に女性はウエットの中でおしっこをするのに抵抗があるようで、
かなり我慢してしまう方いらっしゃいます。
ウエットでおしっこしたくないから、ダイビング前はお水は飲まないって方もいます。

でもこれは、ダイビングには良くない行動です、水分をちゃんと取らないとタンクの乾いた空気を吸うので、体が脱水症状になったり、減圧症になりやすくなります。
ナイトロックスを使っていても減圧症にならないわけではありませんので、きちんと水分を取らなくてはいけません、
でもそうするとおしっこが我慢できないという悪循環に。
なので、
ある程度我慢して限界が来たら
もうウエットでしてしまいましょう!

問題はウエット内でした後はどうするかです。
よくあるパターンはウエットの首の部分からバカバカ海水を入れて中のおしっこをできるだけ洗い流すというやつ、
はっきり言ってこれをやる場合は、浮上直前におしっこをするとあまり臭いが消せません、
なので、おしっこは浮上10分くらい前には終了させて、状況が許せば、安全停止中も水を入れて洗い流しながら止まるという上級者スキルを使ってください。

このパターン一つ問題があり、ワンピースのウエットの場合で、ウエイトベルトをしている方、
いくら上から水を入れても、ベルト部分で止まってあまり下半身まで流せません。
これに気が付いていない方いますので、気を付けてください。

といってもベルトを緩めると、落ちてしまうかもしれないし、
最初からおしっこをしようと思っている方はBCDにウエイトを付けるタイプのものを使うといいかもしれません。 
上手く洗い流せてないと感じたあなた、浮上後水面でウエイトベルトをガイドや近づいてきたドーニのスタッフに預けるあるいはBCDの前のベルト部分に引っ掛けるなどして、すいめんでも洗ってください。
 ドーニに上がった後でもなんか臭うかも、と思ったら、はしごを上げてしまう前に、天候状況などが許せば、ガイドにトイレ~と言って海に飛び込みウエットを全部脱ぎ、
最後のおしっこをしながらウエットをゴシゴシ洗うという手もあります。

こんな感じがモルディブサファリでは一番多いパターンではないでしょうか?

ではこれ以外の方法を

ウエットの内側がスキン
(ゴムそのままの生地)の物は海水を入れるとおしっこが綺麗に流れていくと聞きますが、水着にはおしっこついてますので、たくさん海水入れてくださいね。

年間通して水温が28度前後あるモルディブは
サーフィン用の上下が分かれたウエット
を着て潜る事も出来ます。(今はダイビング用でもあるのかなぁ)
これは便利、下が分かれているのでウエイトをちょっと上にずらして、ズボンの方に海水を入れて、おしっこして、海水を何度も入れて洗う、これでかなり臭い消えます。
水面でドーニを待っている時にズボンの方を下げておしっこして上げる事も出来ちゃいますね。

上着の方だけウエット地の物を着て
下はラッシュ地でできたレギンスを着る
もうこれは何もしなくてもフィンキックするだけで洗われる感じです、シルエットが嫌な女性ダイバーの皆さんは上から短パンを履くと可愛いです。普通に潜ってても臭いはほとんど消えますが、一応水面でズボンに海水を通しておいてください。

最悪ドーニから飛び込めなかった場合は、ウエットの下を脱がず本船に戻り、スタッフに言って止まっているボートの後ろに飛び込んでウエット洗うか、本船の後ろの海水が出るシャワーの水を使ってウエットを洗ってください。


おしっこをウエットでしてしまうのは全然問題ありません、
我慢する方が健康には悪いし精神的にも良くありません、
おしっこをしてはいけないような雰囲気も良くないと思います。

膀胱炎、脱水症状、減圧症になるリスクを負うよりはどんどん水分を取っておしっこは限界まで我慢せずにしてくださいと言いたい、たくさん水分取った方がおしっこ薄まって臭いも薄い気がします。

私達peepeeダイバーです!!くらい可愛く言っちゃってください。(PEEはおしっこの事です)


でも狭い船の上、他の方の迷惑にならないように、
必ずウエットや水着に付いたおしっこを洗って下さい!

なぜかと言うと、サファリではウエットを手すり等に干します。
この時おしっこの成分が付いていると、とにかく臭いのです!
太陽なんて当たった日にはもう十数メートル先までおしっこの乾いた臭いがプンプンするのです。特にお酒を夜飲む人はおしっこが臭い気がします。
そしておしっこウエットを干している本人はあまり臭わないらしいので、
私達もおしっこしたでしょう?臭いから洗ってください!!
と強く言いにくいので、もう自ら率先しておしっこしちゃったよ~と言って洗ってください、
臭ったら言ってね。
くらい言ってくれれば、こっちもまだ臭う~飛び込んでとか言いやすいんですけどね。

それにしても大事なおしっこ問題がどうしてダイビング業界の議題に上がらないのでしょうか?
(もう上がっているのならすいません)

こんなにおしっこを我慢しているダイバーがいるというのに、(勝手に思ってます)

昔ハワイでインストラクターの試験を受けた時に通っていたダイビングショップのガイドの皆さん、
7㎜のワンピースで前ファスナーなんですけど、ファスナーがまたの下まで続いているんです、そして、上からでも下からでもファスナーを開け閉めできるようになっている特注でした。
何故かと聞いたら、そこのガイドは海パンを履かず真っ裸でウエットを着て、
おしっこをしたいときは下からファスナーを開けて、おしっこが上手く出ていくようにしていると言ってました。
そうかそういう方法があるんだとその時は思いましたが、女性がマッパでウエット着て、
おしっこするときに下開けて!!!!!いやいや無理でしょう、絵にも描けません。
男性はこの方法いいかもしれませんね。もちろん中身見えないようにやってくださいね、

お客さんやほかのガイドと雑談中に考えた案は、南国使用ですけど、
股の生地を開け閉めできるようにする、とか、股に切り込みを入れて、足を開けると切り込みも開いてその間にするとか、でもどっちもちょっと恥ずかしい感じなので、

股の所を丸くきり抜きメッシュ生地にする。
これ良いと思うんですけど、
どこで作ってくれるかなぁと考えて終わりました。

これは雑に書いてますけど、もっと目の細かいメッシュですよ、3重くらいにしたら周りの生地と同じような色になりそうですけど。いいと思いませんか?男性も使えますよ~誰か作ってください。


モルディブの海でしか使えない話かもしれませんが、
おしっこあまり我慢せずどうしようもないときはしちゃってくださいね。



ではまた次回












2020年2月19日水曜日

フォームラにいます

かなこです。

水中で振り返ったらタイガーシャークがいました。
なかなかの近さでびっくり!

ちょっと、怖い(>ω<)

2020年2月9日日曜日

うんがつく話

皆さま、こんにちは。きよこです。
ちょっと休んでいる間にもう2月になってしまいました〜ビックリ。
2月1日からスーパーサウス赤道超えと5週間の南方面が続きます。チャネルダイビングの好きな方2月の29日からのスーパーサウスがまだ空いていますので問い合わせください。

さて2020年もランダムにブログ書いていきますね、お暇な方は読んでください。
それでは令和2年初ブログは運のつく話をお聞かせしましょう😆
あっ、先に言っておきますがウンの話が嫌な人は読まないでねー。

皆さん、ダイビング中にトイレに行きたくなったことありますよね?
小の事は次に書くとして大の方はしたくなった事ないですか?

お腹の調子が悪い時とか便秘で薬を飲んだばっかりにダイビング中に大に行きたくなる事ありますよねー?私はあります。

そういう時どうしますか?

 まあ普通は我慢に我慢を重ねてなんとか水面に浮上しドーニが来たらトイレに駆け込む、という感じでしょうか?
 今はドーニにトイレがあるのでなんとかなる事も多いのですが、昔はドーニにはトイレがなく、本船に到着するまで我慢を続けなければいけませんでした。

 もちろんほとんどの場合どうにか我慢してましたよ、でも水中ウンやスノーケルウンの話は女性のガイドからも聞いた事あって、いつかやってみようと思ってました。

そしてお腹の調子の悪い日に
1回目のチャンスがやってきました!
 ダイビングが終わりに近づきお客様を浮上させた後、トイレに行くと言い残し一人で再び潜行、(本当は一人で潜行はダメですよ〜でも流石にトイレに付き合ってもらうのは恥ずかしいのでプロと言う事でご勘弁を)

しかしこの日は透明度がよ良く、水面のお客様がよく見える、さすがにここで尻を出す勇気は無く、お客様の見えないところまでウンを我慢しながら泳ぎました。

ここからが大変、まずレギを加えたままBCDを脱ぎ、ウェイトベルトを取りBCDの腕の通る部分につけてバックルをちゃんと締める。(最中にウェイト落ちたらパニックですきっと)
BCDを右手左手で交互に持ちながらワンピースのウェットの上半身をなんとか脱ぐ、
BCDを装着し直してウェットの下半身の半分を下げる。そして水着も下げて〜キャー恥ずかしい。でも誰も見てないので、さぁ用意ができました!

実はこの日は結構流れがありましたが中層に浮きながら、座ってるような格好で少し流れに逆らうように座ったままフィンを蹴りながら、

初水中ウン○ 達成 !
中層だから色んな格好でできるのに座った格好がおちつくんですねー

流れに逆らっているので、ウンは水洗トイレのように、流れていきました。気持ち良い〜

 最中ずっと思っていた事は、
絶対今死んでは行けない、こんな格好で死ねない
だから残圧とダイコンをキッチリ確認しながら、万が一の時のシュミレーションを頭の中で繰り返しておりました。

 終了後はウェット着るのが面倒なので、下半身だけ上まで上げて、安全停止もちゃんとして浮上。
ちゃんとお客様に報告

そしてしばらくして2回目のチャンスが来ました。

その日は新しいガイドをメインで先頭に行かせて自分は後ろからついていきました。
この日は透明度が良くなく、しばらくグループの後ろからついて行って距離を取り見えなくなった所の岩の影でまたBCDを脱ぎウェットを脱ぎ、BCDを着るのが面倒なので、BCDを抱えたまま用を足したのですが、予期せぬことが!

前回は流れですぐに流れて行ってた私のそれが、今回は流れがなくずっと私の周りに漂っているではありませんか、いやーもうきたな〜い! 

自分の物でもやっぱり嫌だーと座ったままの格好で慌ててそれの煙幕の中から抜け出し、ウェットを海水でゆすぎ、残骸が体について無いか確認してグループの後を追いかけました。もちろんちゃんと追いついて何事も無かったかのように浮上、ウェットになんかかけらが付いてたけど気にしない。

今回私が最中に考えてた事は、どうかグループが私がいないと気がついて、探しに戻ってきませんように!とサザナミトサカハギが食べに来ないように
でした。

このような用足しは、ガイドだからできる方法なので



お客様で、どうしても我慢ができなかった方は、ドーニの後ろでスイミングウン、あるいはドーニの横から尻出しウンをした方もいらっしゃいました。

 どう考えてもウェットスーツ内ウンよりはマシなので機会があったら勇気を持って水面ウンをやってみて下さい!

ガイドに言って水面で下ろしてもらって少し離れた所で待っててもらい終わったら迎えに来てもらって下さい1回やっちゃえばもう恥ずかしくないですよー
自然の摂理ですからねーでも水面が荒れてる時は降ろせませんので、あしからず。

まあ今はドーニにトイレがあるのでするチャンスもないですね。
残念

本当の運の話でした。
これを読んだ方運がつきましたよー

今年も良い年でありますように!

ではまた次回

2020年2月4日火曜日

南へ!

今週から5週間、赤道コースです。
マーレとはしばしお別れ。

今はミーム環礁でダイビング中。
他のボートがいなくて快適!

2020年1月28日火曜日

2大アイドル!

今朝の1本目、モルディブの2大アイドルが共演!
ジンベエとマンタに同時に会えちゃうなんて、やっぱりモルディブはすごいなぁー!

2020年1月23日木曜日

あると便利

先日、乗船予定のゲストさんから「あると便利なものを教えてください」と問い合わせがありました。

その時の回答はこちら。

・小さい折りたたみバケツ
船内はドライエリアなので、雫を垂らさないように、濡れた水着やカメラを入れて持ち歩いているゲストさんを見かけます。

・洗濯物干し
100均で売ってるような洗濯バサミがついてるかたちのもの。
洗濯物干し場、ハンガーなどのご用意もありますが、ゲストの人数によっては充分でない場合もあるので。

・小さいタオルやセームタオル
バスタオルはありますが、カメラの水滴や船内へ入る時ちょっと体を拭くのに便利です。

・ダイコンの取り扱い説明書
ぜひ、お持ちください。
必要になりそうな部分だけスマホで写真に撮ってもいいかも。

また思いついたら書いてみます!

2020年1月14日火曜日

2020年1月9日木曜日

2020年1月2日木曜日

Happy new year!

今年もよろしくお願いします。
初潜りはマンタ三昧でした!
楽しかったーーー!

2019年12月29日日曜日

満員御礼!

かなこです。
今週はニューイヤー週。
たくさんの方が来てくださって賑やかです!

2019年12月26日木曜日

2019年12月17日火曜日

中性浮力を取る

皆さん、こんにちはキヨコです。

現役で潜ってないので、いろいろ考えていたらかなり遅くなりました、中性浮力について書きたいと思います。

今年最後の投稿は長文になりますので、適当に休み休み見てみてください。


中性浮力とネットで見ると、中層で浮きも沈みもしない状態
と出ているのが多いのですが、
この説明はダイバーにはちょっと違うのではないかと私は思うのです。

呼吸によって肺はふくらんだり縮んだりしているので、それによって浮いたり沈んだりするので、その場でずっといるというのは息を止めていないといけないのでは、と考えて、いったい中性浮力ってどうやってとるのだろうと少なからず思っていたりするんじゃないでしょうか?

もちろんOWの講習やAOW,中性浮力のスペシャリティ等でも習っているかもしれませんが、
どうやって教えてもらったか覚えてないですよねきっと。

私が思う中性浮力は、
自分のいる深度で、呼吸によって体を浮いたり沈んだりさせられる状態
かな?と、もちろん呼吸のコントロールで止まっている事が出来ますよ、
その状態にするために、適正なウエイトを着けて体を沈めて、必要であればBCDに空気を入れたりするわけです。


今日は簡単な流れの無いポイントで潜りながら中性浮力を練習するという目的で書いてみようと思います。しかも暖かい海でウエットは3㎜、あるいは使い古した5㎜、またはラッシュガードという設定で、タンクはアルミタンクです。
南の国でしか潜った事がないので、ちょー限定ですが、この条件に当てはまらない方でも読んでみて応用してください。


準備編
すべてを1本のダイビングでできなくても良いので、ひとつづつ習得してください、
まずやってほしい事を下記に並べました。

*呼吸を長くゆっくりできるようになる
*ウエイトは絶対に着けすぎないように
*フィンを無意識に動かさないで
*水平姿勢で泳げるようにする、立ち泳ぎにならないように
*BCDから空気をすぐ抜く方法を頭に入れておいてください
*中性浮力に集中できないのでカメラは持たないでください。

規則正しい長くゆっくりした自分に合った呼吸の仕方を習得しよう。
長くゆっくり呼吸をして肺の空気をすべて吐けるように、
(実際にすべて吐くのは無理ですが、イメージとして)
短い不規則な呼吸をしてる間は中性浮力はとれません。

前にどこかで書いたのですが、マウスピースを加えた口の開きでそのまま呼吸をするとゆっくりとした呼吸はできず、すぐに吐いて吸ってという早い呼吸になってしまいますので、舌をつかって、空気の出る穴を自分に合わせて作り調整をしてください。
吐くときは最後にお腹に力を入れて吐くような感じで、吸う時は舌に空気をバウンドさせるような感じで吸います。これは陸上でも練習できるので何度もやってください、苦しくならない程度にゆっくり吐いて吸ってが同じくらいの秒数でできるように、
とにかく呼吸がちゃんとできない事にはスタート地点にも立てませんから、しっかり習得してください。

適正ウエイトを着けよう、絶対にオーバーウエイトにしないように。
これは綺麗に中性浮力を取るために必ず必要です。
ウエイトが重過ぎる方は中性浮力を取るのがかなり難しいと思ってください

⁂OWで習う適正ウエイトは、BCDから空気を出して普通の呼吸をして、水面が目線に来る程度、というように書いてあったと思いますが、これですーっと潜行できるのは息がちゃんと吐けている人だけのような気がします。

後半はアルミの場合タンクの空気も減って浮きぎみになるので、
最初のうちは水面でBCDの空気を全部出して息を吸って水面に頭が出る程度にしても可です。
最初だけですよ!
まずは潜れないと練習にもならないので、ちゃんとした呼吸ができるようになったらウエイトを減らしてください。

中級者以上はヘッドファーストができると思うので、ウエイトは⁂の量か少し少な目で。

上級者は当たり前にヘッドファーストができますね、ウエイトはウエットスーツの浮力を相殺するための物で素早く沈むための物ではない事を頭にいれてください。なので⁂よりもほんの少し減らしてください、水中がすごく楽です。
(脂肪が多い方は浮きやすいので、多少多めにつける事があります)


 私達ガイドでもウエイトが重過ぎると中性浮力が取りにくいんです。

ウエイトが重いと
BCDにかなりの空気を入れるし、入れたり出したりを頻繁にしないと呼吸での調整ができなくなる、多量の空気を入れたり出したりするので、適正な空気をBCDに入れるのが難しくなるのと、大きな空気が膨張するので、上手く出さないと浮かびあがる危険もある、タンクの空気も減る、バランスも悪くなる、水の抵抗がかかって泳ぐのに力がいる、BCDに空気を多量に必要になるために上半身が浮いてしまい、知らない間に立ち泳ぎになっている、潜行時のコントロールができないとすごいスピードで潜行していき耳に負担がかかるし危険,腰がウエイトで痛い等々、全く良いことがありません。

適切な呼吸と適正なウエイトの量が中性浮力を取るのに不可欠です。
とにかくこれができてないとちゃんとした中性浮力を取るのは難しいと思われますので、呼吸の練習は陸上でもできるので、何度もやって下さい。
ウエイトは多めにつけている方が本当に多いので、減らす勇気をもって確認してください。肺の空気をゆっくり吐き切ればウエイトは減らせるはずです。
私のやっている方法を書いてみましたが、長くゆっくり呼吸をするための自分なりのやり方を考えていただくのも良いと思います。

安全のためBCDから空気をすぐに抜くスキルは絶対覚えよう
BCDで中性浮力を調整するわけではない事を頭に入れてください、実際に中性浮力の調整は呼吸でしてます。BCDはそれの補助をするだけです。
ウエイトを多くつけると。BCDに空気がたくさん必要になります、深度が下がるとさらに空気を入れて、深度が上がると、今度はかなりの空気を出します。
そんな事を頻繁にやっているあなたは中性浮力取れてません、

他に気を取られると最初は中性浮力が取れているか判断できませんので、カメラは無しで練習してくださいね。
ウエイトを適正にしている状態では、今までと同じようにBCDに空気を入れると、ふわふわと浮上して行ってしまう事もあります、ふわっと浮いてしまう前にBCDから上手に空気を出して、息もちゃんと吐くように気を付けて練習してください。
万が一浮上し始めてもあわてず、すぐにBCDから空気を出せるようにしておいてください。


浮力を取るためにフィンを使うのは止めよう
これは知らない間に動かしてプラスの浮力を取っている方がかなりいます、くせになっていて
しかも本人は気が付いていません、
よく見るのは立った状態でその場で止まっている時に、少し膝を曲げてあおり足のような状態で、体が沈んでくると息を吸う前にフィンを使ってその深度に上がってきます、これは微妙に体が上下してるのですが、当本人はそれに気が付いてなくて、足が定期的に動いているのですが、中性浮力が取れていると思っているので、なかなか直りません。
中性浮力を取るためにはフィンを使っての浮力確保はしないように。必要ないときは意識して足を止めてください。

中性浮力の調整は呼吸でする、呼吸でできなくなった深度に入ったらBCDに空気を入れる。
BCDに空気をいれるときはインフレートボタンを短くんポンポン通して入れる、抜くときも同じ。
【緊急の場合は一気に抜くこともできるように】

わかっていると思いますが一応書いておきます、緊急時にはもちろんフィンを蹴って浮力を確保してください、例えば強いダウンカレントに入ってしまった場合や、緊急浮上するときなど........


水平姿勢で泳ごう
下の方に絵が出てますが、横になってください、立ってしまうとどうしてもフィンに頼ってしまう事があるので、水平姿勢のままどこも動かさず、中性浮力の練習をしてください。

赤字をやるという準備が整ったら


水中編
初心者ではない事を前提に、当たり前にすることは省いてあります。

潜行します、適正ウエイトの場合足からならゆっくり潜行していきます。
(ここで私よくやるのは立ちながらフィンをあおり足で上に蹴って下に行きます。耳抜きのできないお客様を見たりするときに、立ったままフィンで沈めると便利。イメージできる方はやってみてください)
ヘッドファーストを使えば自分の好きな速度で潜行できますので、ヘッドファーストの綺麗な仕方や、ヘッドファースト時の耳抜きの仕方など別途習得してください。

適正ウエイトの場合10mから15mの間くらいまではBCDに空気を入れなくても、呼吸だけで中性浮力取れる人が多いようです。
では
体を横にして、呼吸をゆっくりしながらガイドについていきます。フィンは進行方向に水平に移動するために使いますが、自分の体を上下させるのにはこの練習では使わないように。
中性浮力が取れて呼吸でコントロールできる深度に居れば
息を吸うとしばらくして体がふわっと上がってきます、そして息を吐くと体がふわっと下がっていきます。
このふわっと下がる上がるを体で感じてください。吸ったらすぐに上がる吐いたらすぐに下がるわけではなく、一定の時間が経過した後、体が反応します。
まずはこれを体で感じるというのが大事です。

息を吸っても体が下がってしまう場合は浮力が足りないので、BCDにポンポンと数回空気を入れてください、空気を入れたら息を吐いてください、そしてまたゆっくり吸ってください、まだ下がる場合はまたBCDに空気をポンポンと入れて、また息を吐く、それを繰り返して、
息を吸ったら体がふわっと上がる、吐いたらふわっと下がるという所まで調整してください。

浮上してしまわないように、BCDには少しだけ空気を入れて、空気を入れたら息を吐く、次にゆっくり吸いながら調整、吸ってすぐにフワっと浮上しだす場合はBCDに空気を入れすぎ、なので、少し出す。

イメージするとわかると思うのですが、
息を吸ってしばらくして体が上がってすぐに息を吐くとしばらくしてまた体が下がる、
この状態では自分の体が場合によっては1-2m上下してしまいます。
それは危ないので、そこを調整します。
上記の練習をする時も絶対に体が上がって行くのを何時までも感じていないでください、

息を吸ってふわっと感じたら自分の体が上がる前に吐く、
息を吐いてふわっと感じたら自分の体が下がる前に吸う。
息を吸ってふわっと感じたら自分の体が上がる前に吐く、
息を吐いてふわっと感じたら自分の体が下がる前に吸う

これを繰り返すと、
なんとなく中性浮力が取れます。まだ少し上下する感じです。
フワッという感覚も個人差があるとおもうので、自分の感覚をみつけてください。
(ウエイトが適正でないとこの感覚もあまりわからないかもしれません)


ここで大事なのは呼吸で
速い呼吸をしているとちゃんとした中性浮力はとれません、
なぜならがふわっという感覚を感じるのに、一定時間かかるからです、呼吸が早いとこの
ふわっとなる前に息を吸ったり吐いたりしてしまうからです。

最低でもふわっと感じるくらいには長い呼吸をしなければいけません。

この後は自分の呼吸に合わせて微調整を各自することになります。
体が完全に反応してしまうとそのあとはすごく早いので、次の段階は
ふわっと感じるなと思ったら吐く、ふわっと感じるなと思ったら吸う。
大体吐く息の長さと吸う息の長さを同じくらいにして、
体が反応する前に吸ったり吐いたりすることで同じ深度にいることが出来ます。

この時ウエイトが重過ぎてそれに見合う空気がBCDに入っていない場合は、息をはきはじめるとすぐに体が沈んでいくので、すぐに息を吸わなければならず、吸うのはかなり吸うまで体がふわっと浮かび上がらないという状況になります。

 重いと思って今度はBCDに空気を入れすぎると、逆パターンで空気を吸ってすぐに体が浮きあがってきます、すぐに息を吐かないといけなくなり、場合によっては浮力付きすぎて息を吐くだけでは体が沈まず、BCDの空気を出したり、慌ててバタバタしてしまい、どんどん上がっていく事があります、BCDから慌てて空気をたくさん出してしまうと、今度は沈みがちになり、またBCDに空気を入れる、また浮くまた出すみたいな悪循環になり、中性浮力どころではなくなります。

このBCDの空気の出し入れの調整は難しいので、中性浮力を取って安全にダイビングをしていきたい皆さんは何度も言いますが、絶対オーバーウエイトにはしないでください。

本当に適正ウエイトというのは大事です。
息を吸ってある程度の時間がたったら、体が浮き始める、その感覚になったら息を吐く、
息を吐いてある程度の時間がたったら体が沈み始める、その感覚になったら息を吸う、
これが自分のゆっくり長い呼吸にちょうど合うタイミングでできるようになると、楽に中性浮力取れてるという事になります。

最初は意識してやっていても、次第に慣れてきて意識せずできるようになってきます。
もちろん多少の上下は許容範囲なので、そこまで気にしなくても良いです。
たまに息がすごく長くて体が沈み始めてもまだ息を吐いているという人がいます、この場合は、
口からの空気の出し入れの量を舌を使って多めにして、上手くタイミングが合うように呼吸を調整してください。


応用編
今度は止まった状態で深度を上下させる練習をします。適正ウエイトなら、呼吸で深度を上下させることが出来ます。
1-2m下のケーブに入りたい、息を長く吐きます、ふわっとしても体が反応するまで
ゆっくり息を吐きます、体が少し下がり始めたら、吸って下に行くのにブレーキをかけます。

すると吸った後でもさらに少し下がって止まり、今度はからだが上に行く反応をする前に
吐きます。(必要によってこれを繰り返す)
そのケーブのある深度で上記と同じように中性浮力を取ります。
少し深度が下がったことでその深度のいるために吸うのが大変になった場合はBCDにまた空気を
少し入れます。

逆にケーブの上に戻りたい場合、吸います。体が反応し少し浮いたら吐きます、そうすると少し上がって止まります。(これを繰り返す)
自分の行きたい深度に行ったらそこで中性浮力を取ります、吸ったらすぐにふわっと反応するようであれば、BCDから空気を少しだけ抜きます。

これで体は横になってフィンは全く動かさず、深くいったり浅くいったりカッコよく移動できます。
そして砂地でもフィンを蹴る事なく自分の体を上下させれます。

フィンを使っていない事は意識して確認してください、

上記をする時の体のポジションはこの絵のような水平姿勢でやってくださいね、


今度は立った状態で練習します。これは皆がマクロ見ている間や、
安全停止の時などでも練習できます。
体が横になっている時と立っている時では浮力が多少違いますのでそれも覚えてください。

ドリフトダイビングで流れに乗ってながされている時に、中層であぐらをかいて流れに流されたり、
膝を抱えたり、とにかくどんな態勢でもその深度に居られるように、練習してみてください。

次に上の姿勢で砂地に着く直前で体を止めるというのをやってみてください
上記の方法で砂地に水平姿勢で降りていきます。最初は砂地に着地しないように、
砂地から1mくらいの高さらへんでいつもより大きく息を吸って浮力を付けます、(通常の呼吸よりも素早く吸う)すると体がピタッと止まります。止まったらそこでまた中性浮力を調整し水平に移動するか止まったまま、砂地の生きものを見たりします。

写真を撮るため生き物を驚かさないように、自分も動かないようにしばらく息を止めることもありますよ。
もちろん上に移動するときはフィンは蹴らないでくださいね、砂を巻き上げてしまいます
ゆっくり息を吸ってプラスの浮力にして水平姿勢のままそっと上に移動してください。

狭い場所の穴を除くときに、逆立ちした状態で頭が岩にぶつかるすれすれで止まって穴の中を確認して、また上がるみたいな事も上級者になるとできますが、頭ぶつけたことあるので、
別にそこまでやらなくてもいいですね、あははは

番外編
モルディブのリゾートで働いていた頃、モルディブ人のガイドがウエイトがすごく少なくて、
ウエット来てても1キロくらいしかつけず、たまに全く付けないなんてガイドもいました。
余計な脂肪は全くついてないモルディブ人ガイドだったんですが 
キヨコは3キロもつけてるんだ~とか言ってくるので、ウエイトを減らそうとすごく少なくして入ったら\あら大変、激流でエアを結構使ってしまい、後半浮き気味で、水中の岩や死んだサンゴを抱えてマイナス浮力をつくるも、大した重さがないんですよね、あの岩たち。
そして安全停止でフロートを上げる時も立ったままでは浮いてしまうので、からだをVの字状態にして、フィンを蹴りマイナス浮力を作り、フロートを上げた後は、ヘッドファーストで逆立ち状態でロープを下に引っ張りながら時間が経つのをまってて、全くお客様の事は見てられない状態になった事あります。
 またある日は、2キロのウエイトを付けていたのに、水中でお客様がBCDのポケットに入れていたウエイトを1kg落とし、大丈夫だろうと思って1キロ渡したら、すごく浮き気味になり、
とにかく息を吐く、とにかく吐く、苦しいからちょっと吸う、でもすぐ吐く。吐いて吐いて吐いて吸う、すぐ吐いて吐いて吸う、吐いて吐いて吸う、苦し~みたいな呼吸で1本終わった時にはへとへとになった事もあります。

減らしすぎも、良くありません、

水中で欧米人が付けていたと思われるウエイト6キロついたベルトを拾った時、これもまた大変、水中20mくらいでBCDに空気をブシューーーーーと入れ、ベルトを腰に巻き、水平に泳ごうとするが、上半身が浮かんでくる、でもガイドだし、カッコよく見せたいと、頑張って水平を何とか保つ、気を抜くとまた立ち上がる、この繰り返しで1本、終わらせたこともあります。他のガイドと手分けして持てばよかった。
ウエイト重いと疲れる。

あまりにも重いウエイトは拾わない方が身のためです。


という事で
後は潜り込んで個人個人に合った浮力調整のコツをつかんでください、
陸上で目をつぶってシュミレーションするのも良いと思います。

あまり考えずに中性浮力を体で覚えて取れてる人もいますので、そういう方は
そのままで良いです。

しっかり中性浮力が取れるようになると、水中で体をほとんど動かしません、
呼吸も整っているので、体にしっかり酸素がまわり、少し流れに逆らっても息があがることが
減ると思います。呼吸が整うとエア消費も遅くなり、酸欠で頭痛が起きる事も少なくなるし、何よりダイビングがさらに楽しくなって、広範囲で周りの様子が見れるようになります。

取れるか取れないかは天と地ほどの差があります!
そして安全に潜る事にもつながりますので、しっかり中性浮力を取れるように、意識しながら潜ってください。

センスもあるだろうし、すぐに習得できる人もいれば時間がかかる人もいると思います。
でもオープンウォーターを取った皆さんはちゃんと練習すれば中性浮力取れるはずです。
焦らず、ゆっくり着々と自分ののからで体で覚えていってください。

そして中性浮力が取れるようになったらカメラやビデオをもってください
カメラやビデオを持っても同じように中性浮力が取れるはずです。
カメラがマイナス浮力の場合はその分ウエイト減らす事を忘れずに、
プラス浮力の場合は、ウエイトを増やしますが、増やしすぎないようにカメラのハウジングにウエイトを付けるのもお勧めです。


サンゴを壊さず、リーフにも触らず、ケーブの中でも何にも引っかからず、砂地でも砂を巻き上げず、着底せず、中世浮力を取りながら写真が撮れたらカッコいいですよね。

もちろん安全停止もピタッと体を動かさず止まってくださいね。

自称中性浮力が取れている、でも実は取れてないダイバーには絶対にならないように、まずは自分は中性浮力取れてないかもしれないと考えて自分のダイビングを確認してください


自分の感覚を言葉にするというのはすごく難しいですね、
しつこいくらいに、適正ウエイトや呼吸の事書きましたが、
わかりにくかったらごめんなさい。


ではもう2019年も終わりですが、
皆様よいお年をお迎えください。

ではまた来年かな